2013年 3月21日
『竹生島』
弥生三月は、なぜか気忙しい。苦手な数字に頭悩ます確定申告書、なかなか慣れない大阪文化祭参加手続き書類を、期限までに書かねばいけないからかしら…。
今年は、9日に近鉄文化サロンの方々の発表会が近鉄アート館であり、初舞台にに挑まれる方々がいらして、気が抜けない事もあり、半月があっと言う間に過ぎる。
ぽこっと休日が出来たので、気分転換に琵琶湖に浮かぶ竹生島へ小旅行。技芸の神様、弁天様をお奉りしてあるので、何度か訪れている。
JR湖西線に乗り近江今津まで、そこから30分ほどの船旅。船のデッキに出て、まだまだ冷たい風に吹かれ湖面を眺めていると、湖なのに滋賀の方々が『うみ』と呼ばれるのが分かる。本当に広く大きく豊かで、こちらの気持ちもおおらかになる。
「神の住む島」に上がり、都久夫須麻神社、龍神様にお参りし、西国三十番札所でもある宝厳寺で、芸の上達を願い弁天様の御札を頂く。いくつになっても思うようにいかぬ笛、もう神頼みでもしなければと…。
おみやげにと、今津の船着き場のおじさんに教えてもらった「魚友商店」で佃煮を買う。その新物子鮎のしょゆ煮の美味なること、この上なし。ほろ苦さと山椒が口に広がり、何日も幸せが続く。 単純なものです。
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