2018年 7月26日
『再びの断捨離』
スタジオの断捨離は済ませたものの、住まいの方がまだだったのが、建物内の引越しで、大々的な整理に迫られる。
食器類は、老人施設のバザーに出したり、母がもう使わなくなった書道の本、買い置きの半紙などは、生涯学習の書道教室に持ち込み、喜んで頂いたり、本も近くの図書館に、台車に積んで持って行ったり、束ねる手が痛くなるほど、大量の文庫本も捨てました。
父が参考資料としていたらしい、アメリカのグラフィクデザインの年間優秀作品を集めた本、写真集もあり、これは面白かったので、京都芸大附属図書館に寄贈させて頂きました。
一番古いのが1958年、60年代が7冊、そして78年の写真集だったので、どことなくくすんでいたので、1ページづつ布で磨きながら、つくづくこの年代は元気だったんだと…。
細密画あり、筆荒く色コントラスト生かした作品ありと、それぞれが個性的で、グラビアの紙面から、競いあうエネルギーが伝わってくる。今、こんな手わざの見事な仕事は、コンピュータ時代で衰えている気がする。宅急便で送ると、9冊で14sありました。
引っ越しも無事済み、もろもろの雑事で歪んだらからだを、カイロプラクティク、ボディ・マッピングレッスンで立て直し、CD録音に向け、スタジオ籠り練習に入る。
今回は、帰宅時間も気にしなくて良いよう、夕食はお弁当を取ってもらい、家事からも解放され、一日音楽に浸れる幸せを味わう。ソロばかりだから、音楽と独りで対峙する厳しさが、どこか心地いい。赤く染まる夕暮れの街が、梅田にありながら、大きな自然の流れを感じさせ、癒してくれる。 |