フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

演奏会には出てると言われる“水ぶー”(学生時代のあだ名)らしさを、このホームページでも…。
普段着姿の気まぐれ日記です。


 

2017年 12月12日
『走る日々』

無事クリスマスチャリティーコンサートが、終わってからも、何かと忙しく走り廻っている。

翌日から、練習で出来なかったレッスンの日々が始まる中、ずっと気になっていたスタジオの断捨離を、奇特な龍一君に手伝ってもらって断行する。整理整頓の上手そうな彼の指示に従うと、スムーズに事が進み、ゴミ袋 3つのごみが出る。

パユ公開レッスンもあり、無駄なモノを削ぎ落とし切った奏法を、目の当たりにしつつ『体の内側の空気を使って、われわれは音を出している。外側は動かさない。頭も動かさないで、頭の中を、曲のコンテンツを考え働かせなさい。』とのアドバイスを聞く。3人の受講生も実力者で、得る事の多い濃密なレッスンだった。

そして、ドイツから帰国中の元ビーレフェルト歌劇場オーケストラ首席オーボエ奏者、鈴木健史さんの演奏会を京都に聴きに行く。同じオケのヴァイオリン奏者との、バッハのデュオコンチェルト BW1060がとても素晴らしかった。5人の奏者のために、彼が編曲、ナレーション付きの「ヘンゼルとグレーテル」も楽しく、アンサンブルはやっぱり良いなあと実感。

その翌日は、"ら・ふらんす"のお仲間・写真家の平 寿夫さんのグループ展「関西・11人作家展 DOES IT WORK ?! 2017」を見に行き、ギャラリートークも聞かせて頂き、大いに刺激を受ける。

そして今日は、石山高校の後、京都岡崎公園に出て、京都国立近代美術館の「ケラ美術協会展」の野村久之先生の作品を見て、平安神宮のお庭、神苑に立ち寄り、近くにある細見美術館の「末法展」を見に行く。

「ケラ」は京都芸大の日本画の20代の若手が、画壇因襲打破、宇宙時代の真のテーマを見出だすと60年前に宣言、細胞(ケラ)分裂するがごとく世に伝播するようにと気概込めた作品ばかり、先生80代になられても変わらず気力に溢れてらっしゃる。

「神苑」の隣りに私達の頃は、音楽学部があり、遊び場だったので、とてもなつかしかった。「末法」、悟りを開く者がない暗黒時代をさし、極楽浄土を願う仏像等の展示、今の世もその気配ありかなあとも…。

最寄り駅「東山」のお蕎麦屋さんで遅い昼食、凄く寒かったので「湯葉あんかけ」頼んだら、木製のどんぶり鉢で出てきて、感動、美味しさと共に心遣いに、心身暖まる。

 

2017年 12月4日
『チャリティーコンサート』

一昨日、フルートアンサンブル・リップルMによる、第7回 クリスマス チャリティーコンサートが、盛況の内に無事終る。

今回は、メンバー2人が、結婚や仕事本番と重なり(こちらはボランティアですので、フリーで仕事している人には、仕事優先でお願いしていて)、新しいメンバーに石井 志保さんと、細川 杏子さんに加わって頂いての、初めての演奏会になる。

12月 2日と早いので、「はやくこいこいクリスマス」としたのですが、案外に出掛け易いのか、子供さん達も多く参加してくれました。

そして、京芸の同期のオーボエの 鈴木健史さん(ドイツ ビーレフェルト歌劇場管弦楽団首席が、定年で44年ぶり秋の京都に帰国中)、長崎の武次哲也先生(フルート協会代議員、三宅楽器の三宅さん紀伊訪問会でご一緒)はじめ、中学、高校の同窓生も沢山お見え下さり、今までの最高来客数になる。

そして、ご来聴の皆様から義援金を、41,461円 寄付して頂きました。東日本大震災遺児育英資金 ももかき育英会に、確かに振り込ませて頂きます。

演奏会の折、福島県の小児甲状腺ガン調査についてのテレビ番組の話をしましたが、改めてスマホで調べてみたら、今年の10月23日時点で193人に疑いがあり、内 155人が手術終え、全員がガンだったとの記事を発見。あまり報道されなくなっていますが、地元はまだまだ大変な様子。ご協力、本当に有難うございました。

また、赤字を出さないよう、メンバーは交通費実費のみ、節約、節約で頑張っているのですが、なかなか黒字が出せなくて…。

通常は立ち入れない、築93年になる大阪倶楽部の、大阪文化華やかかりし頃の、ステンドグラス、赤い絨毯、レトロなクリスマスの雰囲気を味わって頂きたい、今回は無理でしたが、中之島のOSAKA光のルネセンスも楽しんで頂きたいと思うと、会場も移したくないとなり…。

チャリティーコンサートであっても、何か特別な日、日常を忘れる時間を提供できればなどと、思っていると、どうしても経費が掛かってしまう。

今回も、最後にご来聴の皆様と、大合奏、大合唱したのですが、子供さん達が鈴を持って参加、良い思い出作りに役立ったのではと思っております。黒字がでましたら、またご報告させて頂きます。


 

<バックナンバー>

2024●4月2月1月

2023●12月11月9月8月7月6月5月4月3月2月
1月

2022●12月6月5月

2021●8月7月6月5月4月3月2月1月

2020●12月11月10月9月8月7月6月5月4月3月2月1月

2019●7月6月5月4月3月2月1月


201812月11月10月9月8月7月6月5月4月3月1月

2017●12月11月10月9月8月7月5月4月3月1月

2016●121110987654321

2015 ●121110月9月8月7月6月5月4月3月2月1月

2014●12月11月10月29月8月7月6月5月4月3月2月1月

2013●12月11月10月7月6月5月4月3月2月1月

2012●12月11月10月8月7月6月5月4月3月2月1月

2011●12月11月10月9月8月7月6月5月4月3月2月1月

2010●12月11月10月9月8月7月6月5月4月3月2月1月



 
リンクお問い合わせ
Copyright (c) 2006 Love Flute All Rights Reserved.