2014年 11月13日
『京を散策』
「フルートのたのしみ 33回」の演奏会も無事終わり、一段落したので、京都のレッスン後に蹴上まで足を伸ばす。
この辺りは、学生時代によく散歩した所だから、自分の庭のようなもの。
あまり観光客の方々と出会わない、裏道を通って秋を満喫。まだ紅葉には少し早かったものの、日向神社の境内に入れば、木々を渡る風の音だけの静寂の世界。澄んだ秋空を揺れる木々間から望み、時を忘れる。
いつものように「天岩戸」(洞窟がある)をくぐり抜けてから、南禅寺の金地院の小堀遠州作のお庭拝見に行き、山門を抜ける頃には、日がすっかり陰る。たった3時間ほどの散策が、演奏会への日々の忙しさをすっかり忘れさせてくれる。
リサイタルは、『どの曲も面白かったよ!』と恩師伊藤公一先生にプログラムミングお誉め頂きましたが、初めて聴くフルートの音と、ウエサワフルートも好評でした。
ホールに出ると思った以上に響き、ピアノも遠慮せず音が出せ、スケール大きく音楽作りが出来るのが有難い。
色艶が増し、細かい音も粒立ち良くぴちぴちして、若返ったように聴こえたとのこと。もう少し歩んで行けそうです。
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