フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

演奏会には出てると言われる“水ぶー”(学生時代のあだ名)らしさを、このホームページでも…。
普段着姿の気まぐれ日記です。


 

2017年 5月20日
『2つの発表会』

空を仰げば、新緑が、夏を思わせる強い光りに輝いている。今年で一番の山場を、無事過ぎる。

ゴールデンウィーク最終日に、スタジオMに通って下さる生徒さん方の発表会「シリンクスの会」、そして一週間後に近鉄文化サロン阿倍野の発表会「文化サロン・フェスティバル」があり、皆さんの日頃の練習の成果が発揮できるように見守る大仕事が、重なる。舞台の上の事には手が出せないから、本当にエネルギーがいる。

今年はスタジオのデンドロビューム、14輪も付け、今までで一番咲いてくれたのだけれど、皆さんも敗けじと、それぞれの花を立派に咲かせてらした。

また、35回に相応しく、オーボエの中江さん、奈良フィルの原さん、中里さんが出演して下さり、引き締まった会になる。

4月に、奏法上の新ポイントを発見、皆さんに伝授すると、良く響くようになり、随分楽になった方が多くいらした。

朝日カルチャーセンター・アンサンブルクラスのメンバー、近鉄文化サロンの生徒さんの、70代、80代の方々も元気に参加し、練習、上達なさっているのには、頭が下がった。

ソロも吹かれた70代の女性が、お仲間から『楽器を替えたの?』と言われ、『まだ、この年でも上達できるんですね。先生のお蔭です。』とおっしゃるので、『柔軟性を、お持ちだからですよ。』と…。

そして、嬉しい出会いも…。その昔、ノートルダム小学校に短期間だけ指導に行った事があり、その時の生徒さんが、40年ぶりに聴きに、訪ねて下さったんです。『ああ、この音!お腹から吹くのよと教えてもらった先生の音だと、懐かしかった。』と言って…。ブログを見て下さっての事と、時代を感じるとともに、先生冥利に尽きる。

気分入れ替え、6月24日の「フルートこかげ」に向け本格練習開始。さてさて指導はできたものの、我が事としてからだに覚えさせ、表現に結び付けるのは至難のわざ、励まねば!

「フルートのこかげ」22回は、「夜」をテーマにシャミナードの「星のセレナード」、ドビュッシーの「月の光」、保科洋「妖精の夢」、そしてフィールド、ショパン、ドップラーなどの夜想曲「ノクチュルヌ」を聴き比べて頂きます。

6月24日(土)の6時から、大阪倶楽部で催します。皆様のご来聴をお待ち申し上げます。 (詳細は、コンサート案内をご覧下さいませ)。


 

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