フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

演奏会には出てると言われる“水ぶー”(学生時代のあだ名)らしさを、このホームページでも…。
普段着姿の気まぐれ日記です。




 

2011年 4月29日
『筍掘り』

5月5日の生徒さん方の発表会『シリンクスの会』を控え、一年で一番忙しい時期。

レッスンの合間をぬって、京都向日市まで足を伸ばし、筍掘りに行く。

月一度の異業種交流会「らふらんすの会」のメンバーに、竹藪を持つ方がいらして、そこに皆さんとご一緒に遊びに行く。

竹の子が2センチほど頭を出しているのを見て、大きさ、親竹との地下茎の方向を判定、大きな鎌のようなもので掘り起こすのだが、なかなか重労働で難しい。 

40人ほどがわいわい掘っては、オサシミで、焼いてと頂く取れたては、甘く軟らかく、お酒もどんどん進んでしまう。

賑やかさに引かれてか、うぐいすまで訪れ、竹藪に澄んだ声を聞かせてくれて、身も心も爽やかになる。

でも、それからが大変、レッスンまでにほろ酔いを醒まさねばと、梅田までの電車の中で、水を500ml 2本飲み干す。



 

2011年 4月12日
『大舞台』

一昨日、いずみホールでの関西フィルハーモニー管弦楽団とのライネッケのフルート協奏曲の演奏会が無事終わる。

一人でオーケストラと対峙するのは、何十年ぶりの事。近くの大阪城公園がお花見頃だったからか、ホールも630名ほどの方々がご来聴下さり華やぐ。

指揮者のフェッラーラ氏ともイタリア語が話せなくても、音楽語はうまく通じ、フリーでオケの仕事をしていた頃の関フィルの古き仲間の方々にも暖かく支えて頂き、気持ち良く吹ける。 

いつもの300人規模のホールだと、個々の人の気配を感じつつ吹いてるけれど、800人となると人は点になり、ホールの空間にどう響かすかの音楽作りになる。

オケは50人以上のメンバーと競い合うせいか、ピアノ伴奏の時より、からだの奥深い所からエネルギーが湧きあがってくる感じがあり、我が身の反応ながら面白いなあと思いつつ演奏していました。

翌日は、我慢していたお花見に、和歌山の根来寺まで行く。風が吹くたび、花吹雪が舞い、地面をピンクに染めていた。 





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