2013年 1月17日
『祈りのとき』
また、この日が巡ってきた。阪神・淡路大震災から18年、追悼コンサートが神戸新聞松方ホールにて催された。
今回は、神戸の被災者の方々に、東日本大震災に被られた南相馬市、豪雨被害の兵庫県佐用町の方々も加わり、総勢120人の合唱団とご一緒に、上田益氏の「レクイエム」を演奏する。
この曲、何度演奏させて頂いても、曲が進むと同時に、オーケストラ、合唱団の心が徐々に浄化され、一体となって、祈り一色染まって行く感じを味わう。正に、会場の方々も巻き込んでの「祈りのとき」となる。
たった18年なのに、お知り合いに『この日は、追悼コンサートなんです。』と言うと、『神戸?今は東日本でしょう。』と言われる。なんと現代人の心の流れの速いことか。記憶が風化しないようにと続けられている上田さんに、頭が下がる思いがする。
昨年は、プラハでも催され、プラハフィルハーモニーオーケストラでCDも作られたので、是非一度聴いてみて下さいませ。アマゾンで手に入ります。
ご報告が遅くなりましたが、昨年12月に催しましたフルートアンサンブル・リップルMの東日本大震災遺児のためのクリスマスチャリティーコンサートは、144名の方々にご参加頂き、なんとか黒字になり、義援金と合わせて44,702円を、「ももかき育英会」に寄付させて頂きました。有難うございました。こちらも10年は続けたいと、思っております。 |