2017年 8月30日
『フルートコンベンション』
この8月は、2年に一度の日本フルート協会によるフルートコンベンション第18回が、川崎で催された。
第1回の「つま恋」から参加しているですが、母の介護と体調も今一つで欠席。でも、嬉しい事に、リップルMのメンバー、六楽内さん、河野さん、大瀬さんのトリオが、アンサンブル部門一般で金賞、次回コンベンションに招待演奏の栄誉に輝く。やりましたね!先生冥利につきます。
コンベンションの思い出は、名古屋、広島、福岡、滋賀、高松、静岡の各地で色々山ほどあるのですが、なんと言っても、4回実行委員をした神戸が一番。
旧三宅楽器の4階(現在のスタジオM)で関西の先生方全員揃っての夜遅くまでの会議に始まり、演奏依頼から、作曲家仕事場に遅れた委嘱作品取りに詰めたり、フルートオケ譜作り、事務局の時には、分厚いプログラムの作成、雑事諸々、売店係では、フルートケースバッグ、Τシャツ等の商品開発をしたりと、フルート以外の仕事を皆さんと共に体験。裏方の大切さを実感、苦しい思いも、今となっては貴重な経験に…。
そして、この夏の貴重な体感、恩師 植村泰一先生のリサイタルを神奈川県立音楽堂に聴きに行き味わった、品のあるフルートと穏やかなフォルテピアノによるバッハとモーツァルト、ホール全体が優しい響で包んでくれた。
先生、83歳になられるのに、1000人規模ホールで何百人の方々に、音楽を届けられていて、シリーズ演奏会を終了した私は、『まだまだ、することあるんじゃないの…!』と、お叱りを受けた思いがした。フォルテピアノの砂原悟氏も、5つのペダル駆使し、微やかな音から穏やかなフォルテ音色で、モーツァルトの世界に遊ばせて下さった。
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