2016年 12月12日
『ミニコンサート』
高瀬川のほとりの画廊、「高瀬川 四季AIR」でのコンサート、なんとか無事に終わる。
パーティーのお賑わせの2曲予定が、ミニコンサートに変身、現代美術に興味を持つ方々のお集まりだからと、20世紀の無伴奏作品を、テレマンのファンタジーを挟んでのプログラムに変更、10曲を吹く事になる。
袖を擦り合わせつつ、20余名ほどの方々が熱心に聴いて下さる。町家を改装して一階は板間に、2階は畳敷で、展覧会期間中は遠方からのアーティストは、宿泊もさせて頂けるシステムもある面白い画廊。
板間で演奏させて頂いたのですが、大きな麻谷氏の作品の前だったので、額のガラスが反響板の役目をしてくれて、歪な空間ながら隅々まで良く響いていたよう。
演奏後は、ご来聴の方々も手伝っての手作りカナッペで、ワインパーティになる。ここでも長椅子3つ繋げて、膝を付き合わせつつ、話が弾む。『こんな本格的なフルートを、聴いたの初めて…。』と喜んで頂け、アーティスト、写真家、画廊主、企画会社取締役、高瀬川界隈を文化的に賑やかにと、後援なさっている社長さんと、怖い方々の集まりと予想したプログラムミングが、的を射てたようでほっとする。
何しろ10日間ほどの準備期間で、宣伝も行き届かなかったので、応援に来て下さった「らふらんす」のメンバー、生徒さん方も加わってのパーティは、肝心の麻谷氏は欠席ながら、画廊主の前川さんのお人柄もあって、良きサロンの雰囲気の中、実りの多い時間を過ごす。
嬉しい事に、宇多野の正覚山の尺八の方が、正確な情報なしに、探し当て聴きに来て下さったんです。また、麻谷氏には、多くの出会いを結んで頂ける。でも、 どこで何をしていらしてたんでしょうねえ…? |