2012年 10月26日
『秋です、演奏会です。』
空が高く晴れ上がり、やっと秋です。また、演奏会が近づいて来ました。「フルートのたのしみ」31回目、毎年時間に追われる日々の始まり。
今年は、9月に母が体調を崩し、病院に検査に付き合う日が増え、一層の忙しさ。病院は不思議な空間、時間が違う流れ方をする気がする。ただただ待つだけの時に、不安を抱えながら身を委ねなければならなくて、自分で掴めないような…。でも、割り切れば、少々楽になりました。
今回の「たのしみ」は、学生時代から気になっていた、ブロッホの「2つの最後の詩」を演奏します。現代曲のオーソリティーだった懐かしのガッツェローニに、『これは良い曲だよ!』とサインをもらった曲。たまたま演奏会に、その頃勉強中で楽譜を持って行っていて、教えてもらう。
30年ほど前に聴き、一度で好きになった高田信一の「五つの抒情詩」、折りにふれひとり遊びしてたケクランの「ネクテールの歌」など、演奏される機会の少ない、でも個性的で魅力溢れる作品を、取り上げました。
また、今回はピアニスト砂原悟氏との新しい出会いがあり、大いに刺激を受け、触発されております。
11月3日の祝日の3時から、ムラマツリサイタルホール新大阪にて催します。お時間ございましたら、どうぞご来聴下さいませ。(詳細は、演奏会案内をご覧下さい) |