2012年 11月11日
『色付いて…』
久々にゆっくりした朝、ベランダから外を見れば、イチョウがすっかり見事に黄色く色付いていて驚く。演奏会前は、自然に目をやる余裕もなかったよう。
3日に「フルートのたのしみNo.31」が無事終わる。
今回は、マルティヌー、プーランクのソナタに、ブロッホの本来はオーケストラとの曲「2つの最後の詩」と重たい3曲に、息抜きに選んつもりのドホナーニの「アリア」も遺作だけに短いながら内容は濃く、高田信一の作品はシンプルゆえの難しさがあり、それに逃げ場の無いケクランのソロ曲。舞台袖で『プログラム決めた人は誰!?』と、声を上げながらの本番。
選曲の折りは、奏者を忘れ企画者、聞き手側から考えてしまうので、いつも苦しむ事に…。
今回は、砂原悟氏に見事にサポートして頂き、楽しい本番でもありました。自分では変わったつもりはないのに、『伴奏者が変わると、こうも印象が変わるの?』『若返ったよう』『別人のよう』と、聴きに来て下さった方々に言われる。
音楽も会話と同じだから、話す相手が変われば、違う面が引き出されるよう。
練習の折りも、休憩時間の雑談に花が咲き過ぎて、ついつい時間が伸びてしまってと、本当に良い出会いに恵まれました。ご紹介頂いた恩師に感謝です。 |