2014年 10月24日
『審査』
今日は、ザ・フェニックスホールで催された毎日新聞社主催の全日本学生音楽コンクールの大阪大会の本選会。
中学生8人、高校生16人を聴かせて頂いたが、皆さん素晴らしく吹かれるので、甲乙つけがたく審査に苦労する。
私達が大学生の頃苦労して吹いていた、パリ音楽院卒業試験用に作曲された、フォーレ「ファンタジー」、エネスコ「カンタービレとプレスト」を中学生が、ユー「ファンタジー」、ガンヌ「アンダンテとスケルツォ」等を高校生が、本当に楽々とテクニックも見事に演奏されるので、驚かされると同時に大いに刺激を受ける。
また、今回は、とても嬉しい再会があった。 2011年の滋賀での15回フルートコンベンションの折に、演奏会形式のコンクール「アンサンブル・フェスタ」の審査委員長を務めさせて頂いたのだが、その時に最年少9歳9ヶ月にして最優秀賞を獲得された『ざ・ぴーなっつ』のお二人の成長なさったお姿を、舞台で拝見できたのです。
まだ中学一年生ながら、双子姉妹そろって2位3位に入賞、全国大会に出場 なさる事になった岡山の古賀愛未さん、奏美さん。
毎年、学生コンクールは密かファンに成ってる皆さんの成長ぶりを聴かせて頂くのが楽しみなのですが、また末永く見守りたい方々が増えました。
いよいよ演奏会1週間前となり、最終追い込み練習開始。今回は、新しいフルートとアルトもあるので、吹き込めるだけ吹き込もうと…。
この年齢で、演奏家生命も残り少ないけれど、古くからの友人植澤晴夫さんが新しい発想で作られた楽器、ウエサワフルートに出合い、何か新たに発見できそうな気がして、挑んでみようと思います。
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