2015年 4月5日
『家族旅行』
何十年ぶりだろう?家族旅行なんて…。
母のまだ寒い頃に言ってた『温泉に行きたいなあ〜』をやっと実現し、南紀白浜の日置川温泉に弟の車で行く。
左右人工股関節の人が入れる温泉宿泊施設は少なく、バイクで全国の温泉巡りを趣味している弟が、なんとかオーシャンビューの素敵なところを探してくれていた。
行きは海を見ながら、帰りは空海が開いて1200年の高野山に寄っての2日間のドライブ。
両日ともに天気予報は雨、でも『私はお天気女だから大丈夫よ!』と宣言していたら、移動中は晴れてくれた。
山々は、山桜と萌え出した新緑が溶け合い、時折り山ツツジが混じり、えもいわれぬ色合いに染まっていた。
弟の車に乗るのも久しぶりで、高速道路の入れば追い越し車線をひたすら走り、山のくねる道も見事な運転で、嬉々とした背中に新たな弟像を見る。そう言えば、鈴鹿サーキットでの講習会修了書を見たことがありました。
後部席は結構揺れ振り回されましたが、助手席のガッチリしたシートに包まれた母は快適そうで、ホテルに着いて一言、『よう遊んだなあ〜』と。
雨の中、潮騒、雷、闇夜に走る稲光を背景に入る露天風呂は、乙な味わいでした。 |