2012年 6月10日
『龍笛』
龍笛を初めて吹かせて頂く。
6月23日の『フルートのこかげ』で演奏する中川いづみさん編曲「十五夜お月さん」のなかで、龍笛のようにと注釈がある所があり、なんとなくのイメージで吹いて居
たのだが、やはり一度聴かなければと思って…。
フルートアンサンブル リップルMのメンバーでもあり、龍笛奏者としても活動なさっている門野 満里さんに教えて頂く。
イメージ以上に音色、音量の変化の幅が大きく、表現力豊かな楽器で驚く。
あぐらをかいて吹くのだが、腹の底から力込め、背筋もしっかり伸ばしてしか良い音が出ない。一曲(30分ほどかかる)を演奏したら、おしりが痛く
なるとか、さもありなんと思う。
なんだか音に対する考え方が、西洋とは違う気がする。和楽器は 空気を切り裂いて行く。能管、鼓然り。音そのものに精神、心を込め、籠めた思いで空間を染め、規定してるように思う。空間に響の世界を構築する西洋音楽と、発想自体が違う気がする。
さてさて、今回は「日本のうた」がテーマ、わらべうた、童謡の音をどう作って行くべきか、難しくなってきました。 作曲家によって、編曲の方向性が異なるの曲を選んでみました。
時間ございましたら、当日券もございますので、どうぞご来聴下さいませ。
(詳細は演奏会案内をご覧下さいませ) |