2018年 5月12日
『薫風』
爽やかな風が、吹き出しました。空では、飛行機雲が流れ、波のような雲を棚引かせ、地上ではシロツメ草の間を吹き抜け、長い穂の草を揺らして行く。
6日に、「シリンクスの会」が無事終わり、張り詰めていた心にも、爽やかな風が吹くすき間ができたよう。
36回目の発表会、何年か前から、はらはらドキドキする事もなくなり、皆さんの演奏を楽しませてもらう。
今回はピアノ伴奏に、初回からの戝津早苗さんに加え、新に谷原麻貴さん、小西優子さんにお手伝い願い、また新鮮な風が吹き込んだよう。
30年、40年の経験者も多く、難曲に挑んで、各々の味もだしながらの演奏に、みんなまた上手になったなあ〜なんて思ってました。
アンサンブルもデュオ、トリオ、奈良フィルの原さんファゴットの吉田さんによるデュオ、クロック・アラームは衣裳にも凝って、賑やかな会になる。
そして、今日はボディ・マッピングの長井芽乃先生にスタジオに来て頂き、生徒さん達とレッスンを受ける。個人レッスンも受けてはいるが、皆さんそれぞれの悩み相談に、的確に解決法を伝授、その場で音が見違えるように変わるのに立ち会え、目から鱗体験をいくつもする。
舌が、普段口の中でどんな風にいるのかなんて、意識した事も無かったけれど、それが音にも作用する事も驚きだった。そして、オペラ歌手の歌っている最中の舌の動きをMRIで撮影した画像が、Youtubeで流れているのを教えて頂き、見てみて、またびっくり!! 奏法を改めて考えるきっかけになる。
6月23日の演奏会「フルートのこかげ」までに、すべき事が山積です。気持ちを切り替えて、取り組むのみ。 |