2013年 7月19日
『鈴木治の世界』展
なにげに立ち寄った展覧会がすばらしかったので、嬉しくなって…。
昨日は、京都で夕方からの用事のみだったので、細見美術館に一度行ってみようと、早めに出る。懐かしの岡崎公園でバス降りると、近代美術館の看板が目に入る。
『泥象 鈴木治の世界』〜「使う陶」から「観る陶」、そして「詠む陶」へ〜とあり、どういう人?何だろうと入ってみる。
陶芸での造形作品、レンガの様な長方形の箱が二つ立っていて、その上に少しカーブした同じような箱が乗っかっているだけだけど、あれなんか馬に観える。掌の上で土団子こねてたら出来上がった様な、青白磁による百個の作品群等々。像は線がシャープで、品格があり、ユーモアがある。
誰かと一緒に見たかったなあ〜。フッフっと声出して笑いたかったし、題名当て合いっこしてみたかった。「太陽のブランコ」「雲ノ肖像」「月のえくぼ」「太陽の置時計」
詩的な題名が並ぶ。この日ほど、側に人がいて欲しいと思った事はない。 8月25日まで催しているので、興味のある方は是非!
細見美術館に辿り着けば、学生時代は高級レストランだった所。思い出いっぱいの京都会館は、取り壊わされ半分になってた。時の流れを感じる日にもなる。
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