2021年 6月29日
『演奏会』
緊急事態宣言、蔓延防止と休みなく出され、いついつもの日常が戻ってくるのだろうか?
20年ほど2つのシリーズコンサート「フルートのたのしみ」と「フルートのこかげ」を 毎年続けていた名残で、6月には「こかげ」となんとなく決めていたのですが、今年は伴奏をお願いしている岡原慎也さんとスケジュールが合わず、7月に催すことに成ったのが、幸いしました。
当初の予定日でしたら、緊急事態宣言に飲み込まれ、開催できてなかった。万事塞翁が馬ですね。
昨年も初めての緊急事態宣言解除後に、こわごわ限定50席と初めての試みだった同時ライブ配信を、京都のスタジオラグさんのご協力のもと行ったところ、画像も音も思いのほか良かったとご好評だったので、今回も同様に催します。 人がなかなか集まれぬ、コロナの世で許される、演奏会の形となるかもしれません。
ご来場の皆様に聴いて頂いてこそ、その場でしか生まれぬ音楽が、生まれて来るのが演奏会。と言って50人では経済的には難しく、好きな時間、好きな場所で、ネットで楽しんで頂く方を広範囲に求めることでなんとか成立する。またこれが、今までこの時間にこの場所に来て下さいとしてた、演奏会の縛りを解くことにもなり、新たな形式になるのではと…。
ホールの客席数は半数まで許可され100人まで可能なのですが、まだまだ余談の許さぬコロナですので、たっぷりのソーシャルディスタンスを取りました。
プログラムは、コロナ禍で行けなくなった海外旅行に、音楽に乗って行きましょうと、スペイン、フランス、ルーマニア、アイルランド、ブラジル、アルゼンチン、アメリカの曲を演奏します。生誕100年になるピアソラを演奏したくて、ヨーロッパから南米に飛んだ次第。
休憩時間には、昨年、写真家 平 寿夫さんに撮影して頂いた、大阪倶楽部紹介ビデオ「歴史空間 大阪倶楽部」を、ネットをご覧の方々に流します。
「フルートのこかげ vol.26」は、7月31日午後5時より大阪倶楽部ホールにて、詳細はコンサート案内をご覧下さい。
紫陽花、6月にコンサートの折には、いつもピアノ合わせで訪れる大阪音大への道すがらの花を、一年ごとの定点観測していたのですが、今年はご近所の花たちになりました。 |