フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

演奏会には出てると言われる“水ぶー”(学生時代のあだ名)らしさを、このホームページでも…。
普段着姿の気まぐれ日記です。


 

2016年 11月28日
『ミニコンサート』

京都の画廊で、知人の現代美術造形作家 麻谷 宏氏が個展をなさるにあたり、ミニコンサートを頼まれる。

麻谷さんとは、寺町御池にあった「ATHA」で、阪神・淡路大震災の年に知り会ってからのご縁。この店は、現代彫刻家吉川恭生氏が経営、バイトは造形大の学生さん達で、お料理は安くて美味しいし、色々なイベントも催され、面白い人達の溜まり場だった。

私は、京都のレッスン場小泉楽器の近くだったので、仕事帰りに寄っては、「木曜の女」をしてました。震災の時も空箱にペイント、交換して心を繋いでいこうのイベントがあり、麻谷さんと箱を偶然二人で塗ることになり、出会う切っ掛けを良く覚える事に…。

現代美術の大家だけあって、日常的には「お約束、お忘れでないですか?」、「お話が、違うようなんですが…?」の事は多いのですが、『AII Things Join Together』シリーズで作品を創っておられる方だけに、待ちぼうけの時に、色々な方、ものに出逢わせて頂ける。

先日も、宇多野の妙光寺正覚山であった四人展「COINCIDENCE 一期一会」の時にも、例の如くお待ちする事になり、その折りに尺八の方々とお話する機会が持てたんです。

このお寺を開山なさった法燈国師覚山は、尺八の虚無僧宗門の祖でもあり、展覧会中も仏前で演奏なさっていて、現代音楽の即興演奏に通じるような、内面に向かう明暗流(?)の演奏を聴かせても頂けた。有難い機会を、また作って下さる事になる。

ミニコンサートは、12月11日の18時よりギャラリー高瀬川 四季AIR (四条木屋町南へ、仏光寺公園を西に川渡り西木屋町通下がる)にて、「無伴奏フルートの世界」と題し、先日の武満の「エア」、一柳の「時の佇い W」、ロレンツォの「未来派芸術家の夢」等を、テレマンの「ファンタジー」を挟み演奏します。

参加費1000円、
問い合わせはemail:d06285@nifty.com か、
ケイタイ080-3761-3960(前川様) まで。


(プログラム詳細は、コンサート案内を御覧下さいませ)

 

2016年 11月23日
『チャリティーコンサート』

街は、もう早くもクリスマス気分に溢れていますが、こちらも演奏会の名残りから切り替え、クリスマスチャリティーコンサート・シフトに…。

東日本大震災の遺児支援のために始めた、フルートアンサンブル・リップルM によるこのコンサートも、6回目を迎える。

昨日、また大震災の余震とみられる地震、津波が、東北と関東地方を襲い、予断を許さない状態とか…。まだまだ先のオリンピックに浮かれている日本に、阿蘇、鳥取に続き、自然からの警告が、発せられているように感じる。

19日に、リップルMのメンバーが全員揃い、演奏会に向けての初練習をする。もう6年目となると、チューニングも無しに、気持ちが良くなるほど、ぴたりと合ってくる。あうんの呼吸で、音楽が動いて行くのが、なんとも 心地良い。

今日、リップルMのために、植松さやか氏に委嘱していた、「日本の四季」の春・夏の歌メドレーの楽譜が、届く。秋・冬は、昨年も演奏したのですが、とても好評だったので、四季を完成して頂き、今回のコンサートでお披露目させて頂きます。

クリスマスイブの5時からの演奏会ですので、「となりのトトロ」、「見上げてごらん夜の星を」など、ご家族、友人で楽しんで頂けるプログラムにし、演奏会後に「OSAKA光のルネサンス」に足を伸ばして頂いたり、レストランでの食事会など、思い出深い日を過ごして頂く、切っ掛けに成ればと思っております。

恒例のご来聴の皆様ご一緒にの合奏もありますので、フルート、リコーダー、ハーモニカ、太鼓、トライアングル、ヴァイオリン、ギター、手持ちの楽器何でも、無い方々は歌声でご参加下さいませ。

12月24日、午後 5 時より、イルミネーションに輝く御堂筋を入った、大阪倶楽部4階ホールにて催しますので、ご予定頂ければ幸いです。(詳細は、コンサート案内フェイスブックを御覧下さいませ)

 

2016年 11月19日
『御開扉』

今、石山寺では33年ぶりに、ご本尊の如意輪観世音菩薩様が御開扉されている。

この春、なにげに石山寺に寄ると、いつもの金色に輝く半下肢像の観音様の後に、大きな仏様が居らして驚く。天皇の勅礼により普段は閉じられている扉が、33年にぶりに開かれているとか…。

建物いっぱいに、ふくよかな優しいお顔の木造仏が石の上に鎮座、よく見れば、衣に金と黒漆で施された唐草模様が、まだ残っている。天を指す指先からは、五色の紐が垂れていて、それを握り祈ると、願いを聞き届けて頂けるとか…。握ってみると、平安時代から続く、人の変わらぬ営みに繋がる気がする。

また、胎内仏も展示されていて、聖徳太子、聖武天皇の念持仏とされる、にこやかなお顔の飛鳥、天平時代の金銅仏は、手ひらに収まるほどの小さき仏様ながら、存在感がある。

4月の頃には記念になるものは何も無かったのに、紅葉狩りの観光客で賑わっていた昨日には、立派なパンフレットに、記念切手まで販売されていた。ちょっとそのパンフで遊んで、イメージ写真作ってみました。

朝から正に秋晴れと言うお天気だったので、思い立ってレッスン前に、石山寺に足を伸ばして良かった。紅から黄、緑のグラデーションが、晴れ上がった空に映えて本当に美しかった。

この時にしか衝かして頂けない、平安時代の鐘を衝いたり遊んでいたら、あっと言う間に時間が過ぎ、慌ててタクシーで校門まで乗り付ける羽目に陥る。

あの充実した時間に比べれば、初乗り料金なんて安いもの。夜は雨になり、時を逃さず掴まえられて良かったと思う。

 

2016年 11月14日
『最終回』

この11月3日に、「フルートのたのしみ」第35回 を、無事終える。

このシリーズ最終回となり、若林先生はじめ飯嶋先生、竹林先生、山本先生、村松レッスンセンターの講師の方々、中学、高校、大学の同窓生、ら・ふらんすのメンバーはじめ友人方、生徒さん方、お休中の生徒さん方まで駆け付けて下さって、盛会となる。こちらも最終回にして、やっと思うような演奏ができ、ほっとする。

1988年の秋に、恩師の伊藤公一先生を迎えてのコンサートから歩み出し、やっと自分らしく納得できる演奏ができるようになるまで、実に多くのゲストの方々から刺激を受け、教えて頂いたことでしょうか。特に伴奏者に恵まれる好運にあったことも、幸いでした。

チェンバロの中野振一郎氏には、『この装飾音符はなあ、こんな風な意味でな…』と、レクチャー付の合わせをして頂いたりしました。

ピアノの岡原慎也氏との出会いは、批評家並の音楽通の私の和声の先生が、『あなたは男性に、岡原さんに伴奏してもらいなさい』とご指示があり、ご依頼する事に…。

ヨーロッパでも活躍なさっている方ですから、留学経験のない者には、練習の時が、海外に通じる音世界に触れられる機会でした。

チェロの河野文昭氏がゲストの折りに、お二人がやり取りしてらっしゃる世界に、私だけが付いて行けてないと、実感した事もありました。

この5年間お願いしている砂原悟氏は、恩師の植村泰一先生ご推薦の方で、丁度、
京都芸大に来られるようになるのと、岡原さんが苦手とおっしゃる現代曲をプログラムのメインにする時期が重なり、お願いする事に…。

砂原さんは、体の中に揺るぎなく音楽に真摯に対峙されるものをお持ちで、合わせに行くとこちらのルーズさが、炙り出されてくる。今回も、流れつつも、クリアーに刻まれる16分音符に合わせるのに、苦労しました。

来て頂いた方々に御礼とともに感想をお聞きすると、一番好きだった曲が、見事に6曲それぞれに別れ、プログラムミングも成功していたのではと、安心する。

ご来聴の皆様に、集中してお聴き頂く事で育てられもしました我が身、恐れていた加齢による衰えもあまり感じなかったので、ひと休みして、色々な事を問い質し、また動き出そうかとも、思案中。


 

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