2013年 4月6日
『神戸国際フルートコンクール』
このところ連日、高速神戸駅から大倉山にある神戸文化ホールに向かい、この坂を必死で登っている。
4年に一度催される神戸国際フルートコンクールが、3月28日より始まり、開始10時に間に合うよう家を早く出ているつもりが、きりきりでここで苦しんでいる。
このコンクールは、今の世界の若手の実力者が揃うので、大いに刺激になり、一人でも多く聴きたくなる。課題曲も全時代の名曲を網羅してあり、それを個性溢れる新鮮な演奏で聴き比べ出来るのですから、本当に楽しい。一次予選から聴くのが、面白い。個性が強いと光る曲が決まり、最後まで残れないけれど、そのキラリ輝く時は素晴らしい。また、なぜ上手く聴こえないかを考えるのが、勉強になる。
今回は、品格ある知的な演奏で、曲の構成力の豊かさが光った、スイスのセバスチャン・ジャコー氏が好きになり、3次までしか聴けなかったので、サインをもらい一位を願ってると伝えるとはにかんでいた。
後で結果を伝え聞くと、フランスのマチルド・カルデリーニと一位を分けたとか。彼女は一度も聴けなかったのが、残念。
大抵午後から夕方から大阪、京都で仕事があり、忙しい思いはしたけれど、昼休みは友人達と旧交を温め、実り多い6日間でした。
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