2010年 10
月31日
『まだあった初めて』
この日は、上田益さんの『レクイエム』のCD制作で、ジーベックホールに行く。
森 悠子先生率いる長岡京アンサンブルと管楽器6人、ハープ、ティンパニィー、そして合唱団と、大所帯だからホールを2日間借りての録音。
こちらは、コンサートの時と同じ様に一曲通して演奏したものを取って行く。雑音はご法度だし、ミスは即取り直しで、皆さんにご迷惑掛けるので、緊張の持続を強いられ演奏会以上に大変。
また、同時に神戸ルミナリエBGM音楽の録音もしたのですが、なんとも不思議な体験でした。
イヤフォンを片方の耳に着け(ヘッドフォンが本来らしいが、他の音が聴きたかったので)、そこから聴こえてくるメトロノーム音に合わせて、自分のパート譜を吹くのです。
管楽器6人が指揮者に合わせ、全体像の分からないまま、切れはしのメロディを、ただ譜面通りに音を出す作業をする。そうして録った音に、別録りのハープとヴォーカルアンサンブルを重ねて仕上げるとの話。
初めての事ながら、ロボットになったような違和感を感じてしまう。
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