2019年 7月16日
『桃源郷』
6日に、無事「フルートのこかげ vol.24」を終える。今回は、皆さんに『音も良く響き、プログラムも変化があり、癒されました。』と好評を得る。
体作りから見直し、練習方法を変えたので、自分自身にも手応えを感じ、まずまずと初めて思える。しかし、また課題も見えて来て、まだまだですね。
やっと引きこもり練習から解放され、京都国立近代美術館に「トルコ至宝展」を見に行ったり、念願の信楽のミホ・ミュージアムまで足を伸ばす。
石山高校にレッスン行くのに、JR石山駅のロータリーでバスを待っていると、欧米人が長い列をなすバス停があり、興味をもって5年目にして、実現する。
石山からバスで、渓谷を抜け50分ゆられ着いた先は、山の頂上二つを大きな橋でつないだ、ルーブル美術館のガラスのピラミッドの建築家の作品だけあって、日本のテイストを活かしつつ、とてもスケールの大きな空間のミュージアム。
門を入ると桜などが植えられた前庭があり、産道を思わせるトンネルを抜けると、 わっと大きく風景が広がり、様々な緑の木々が茂る深い谷を渡ると、階段の絨毯が導く先に、丸窓が空いたように松がほの見える入口があり、近づくと開き、ベージュ色の大理石の床の向こうに、松の背後に幾つもの山が連なる空が広がった。
特別展の「永田友治」の蒔絵も良かったけれど、蕪村、池大雅、若冲の掛軸、乾山、仁清の焼物が好きでした。
常設展示のエジプトからシルクロードの国々、そして中国の立像、器、宝飾品は、どれも逸品物揃いで、どれほどの対価を支払ったんだろうと…。
また、喫茶ルームで食べた「あんみつ」は、作家物の器で出され、餡のみならずお団子、お餅にもこだわった、本当に美味しいものでした。
ミュージアムショップも充実、つい瑪瑙のコースターを買ってしまいました。隅々まで心配りが行き届いた、まさに「桃源郷」でした。 |