2021年 4月30日
『幻の発表会』
新緑の季節になり、爽やかな風が渡るようになったのに、大阪はコロナ異変株が猛威をふるい大変な日常になってしまいました。
昨年は見送った生徒さん方の発表会「シリンクスの会」、5月9日に開催予定で、蔓延防止が5日解除だからうまく行けば催せるかと思いきや、緊急事態宣言が出され、やむ無く中止にする。
参加者と事前登録の方々のみでの開催でも、2年越しに練習してきた曲を、お互いに聴けば励ましになるのではと思っていただけに残念。
いつもながら、親子デュエットを始め、リーバーマン、ピエルネ、バッハのロ短調ソナタ、「ミニヨン」ファンタジー、ヴェルヘイの協奏曲などの難曲、アルトフルートの曲、デュエットなどのアンサンブルも5曲と多彩なプログラムで、45分おきに休憩を入れつつと、プログラムもタイムテーブルも作成して頂き、コロナ禍での開催準備万端でしたのに…。
幸いなことにピアノ合わせ1回目を、4月中に組んでいたので、スタジオでのピアノ合わせ練習を、スマホ等で録画録音して頂き、2年越し曲の仕上げ記念として頂く。
スマホでの簡単録音でも、皆さん結構緊張なさって、舞台での本番気分は味わわれた様子。スマホだと録画をご家族に聴いて頂けたり、遠方の友人にも送る事も出来るので、案外広がりのある記念演奏になったよう。
皆さんの演奏が、伴奏して下さったお二人のピアニストともが、残念がられる仕上りだっただけに、本当に残念至極で、来年こその無事開催を願う。 |