2011年 6月10日
『夕焼け』
7月2日に催す「フルートのこかげ」の練習していて、ふと外を見ると、空がえも言われぬ色に染まっている。紫色のグラデーションが刻々変化して行き、目が離せなくなる。
自然が作り出すものは、本当に美しい。こんなにも色に無限の変化があるなんて…。音色変化の可能性を思う。
大学生の頃にガッツェローニが来日、初めて耳にした音の音量、音色の変化、表現力の幅広さに、フルートにもこんなことが出来るのかと、驚いたことがある。 なんとなく枠を持ってしまっているんだと、気付かされた事を思い出す。
イメージを持って、可能性を信じれば色々な音が生み出せそうな気がする。
今回の音の旅は、気候、風土の異なる国を対比しようと、北欧のフィンランド、デンマーク、南欧スペインとタンゴが結ぶアルゼンチンを訪れます。
フィンランドの夕焼けってどんなだろう、広大だろうなあ…。
このシリーズこれからは、東日本大震災遺児を支える桃柿育英会に寄附を納める支援コンサートとして、続けて行こうと思います。 (演奏会の詳細は、演奏会案内をご覧下さいませ。)
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