フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

演奏会には出てると言われる“水ぶー”(学生時代のあだ名)らしさを、このホームページでも…。
普段着姿の気まぐれ日記です。




 

2012年 3月22日
『武術』

今長年フルートを吹いてからだをねじり続け、少々ガタが来ているので、朝日カルチャーセンターで催された、「甲野善紀の身体技法」講座に参加する。

何年か前にNHKテレビで古武術に学ぶとして、目にも留まらぬ速さでからだを動かすお姿に、また何冊か本も読み、甲野先生の発想法にも興味を持っていたが、やっとその場に臨む機会を得る。 

本当に動きが速過ぎて分からないんです。でも、からだがこんなに面白いものだとも知らなかった。
教えて頂くと、指一本の動きが、全身の筋肉に伝播して行くのが分かるんです。やはり流れなのです、一点ではなく総体の関連性なのです。面白い! 

年齢と共に衰えてくる肉体に対処するには、何か技を持たねばしのげない。「相手の力を利用する」「意識が働かないようにした時が、一番効率が良い」など、様々なヒントを頂ける。まだまだ自分を落とそう思って、落とせない私には、大いなる刺激となる。

なかなか春が訪れないなあと思っていても、こぶしの蕾は固いからを破って、白い花びらが開く準備をしている。

 

2012年 3月18日
『嵐山』

嵐のような3月頭の忙しさが一段落したので、気分転換に嵐山まで出かける。

3月15日が、6月23日に催す『フルートのこかげ』の大阪文化祭参加手続き締め切り日、確定申告書提出の期限とが重なり、目が回る忙しさになる。

プログラム決定し、チラシ作成し、夜は計算機片手に苦手な数字とにらめっこ、いつもとは違う脳を使うせいか、とても疲れる。

今回の「こかげ Vol.17」は、「わらべうた」から「赤とんぼ」「十五夜お月さん」等の唱歌、宮城道雄「春の海」、福島和夫、吉松 隆の現代作品までを辿り、「日本のうた」の心を探る試み。東日本大震災から揺れ続けてる私達も、底深くを流れるものに触れる事ができれば、元気が出て来るかしらと思って…。

嵐山は天龍寺の塔頭、宝厳院のお庭を拝見し、座禅会にも参加する。ご住職を中心にあぐらを組んで座り、ゆっくり吐いては吸う息をただ数えるだけ。お庭の滝の音、時折鳴るししおどしの音、皮膚を優しくなぜて渡る風だけが、ひんやりした部屋の空気を動かすのみ。見続ける畳の色の変化が、夕暮れから夜への移り行きを教えてくれる。

会の世話もしている知人のお誘いに乗って良かった。止まる事も良い事です。

フルートのこかげ Vol.17」の詳細は演奏会案内をご覧下さいませ。)



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