2012年 3月22日
『武術』
今長年フルートを吹いてからだをねじり続け、少々ガタが来ているので、朝日カルチャーセンターで催された、「甲野善紀の身体技法」講座に参加する。
何年か前にNHKテレビで古武術に学ぶとして、目にも留まらぬ速さでからだを動かすお姿に、また何冊か本も読み、甲野先生の発想法にも興味を持っていたが、やっとその場に臨む機会を得る。
本当に動きが速過ぎて分からないんです。でも、からだがこんなに面白いものだとも知らなかった。
教えて頂くと、指一本の動きが、全身の筋肉に伝播して行くのが分かるんです。やはり流れなのです、一点ではなく総体の関連性なのです。面白い!
年齢と共に衰えてくる肉体に対処するには、何か技を持たねばしのげない。「相手の力を利用する」「意識が働かないようにした時が、一番効率が良い」など、様々なヒントを頂ける。まだまだ自分を落とそう思って、落とせない私には、大いなる刺激となる。
なかなか春が訪れないなあと思っていても、こぶしの蕾は固いからを破って、白い花びらが開く準備をしている。 |