2011年 10月20日
『秋が届く』
生徒さんが庭に咲いたからと、フジバカマとリンドウを、届けて下さる。
早速、スタジオの片隅にあったアフリカ民芸の花瓶に生けてみたら、ぴったり合い、一気に部屋全体が秋色に染まったよう。
これから11月5日の演奏会に向け、しばし先生業廃業にしてスタジオ隠り練習を始めるので、なによりのプレゼント。
今回は、『フルートのたのしみ』シリーズの30回目、デビューから30年目にあたるリサイタルになる。
何度踏んでも怖い舞台。シリーズの流れから、1920〜1945年の間に生まれ作品を取り上げたのですが、ジョリウ゛ェの「リノスの歌」とプロコフィエフのソナタを吹くので一層大変。
と言うのも、リノスは葬儀の挽歌、柩を運びながら歌う深い哀しみの歌。叫び、踊り、大きな悲しみを表現する曲だけに、東日本大震災の犠牲者の方々に捧げたいと思ったもので…。
もう、今ある全てのものをあげて取り組むしかないと……。後は、時間との戦いです。
ムラマツリサイタルホールで、5時からです。
フランス、ドイツ、アメリカ、日本、ロシアの作品の聴き比べでもあります。
お時間ございましたら、ご来聴下さいませ。詳細は演奏会案内を御覧下さい。
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