2023年 3月29日
『春爛漫』
今年は、昨年の引越し騒ぎで出てきた、母のお雛様を50年ぶり?にお飾りする。
大正十三年芽三月 文子と書かれた桐箱に眠っていたせいか、99歳になられるお内裏様とお雛様、ほとんど色褪せもせず、15cmほどながら、目がキラリと光るのでよく見ると、虹彩もあるガラス目が埋め込まれている様子。
お内裏様はお雛様の方に顔を向け、お雛様は頷くように首傾け、二人で心通わせている風情。母も大喜びでした。
いつも3月になると頭が痛い確定申告、今年はスムーズに書き上げられ、いつも通り税務署に提出に行く。ぱんぱんとハンコを押して貰うと、区切りが付き、気分スッキリに。
今月のヒット商品。超ど近眼の私、普段はコンタクトですが、裸眼用メガネを踏んづけダメにして、新調する。
いつも心斎橋大丸百貨店の今年創業100周年を迎えられた老舗眼鏡店で作って頂くのですが、店主が高校の同窓生で、ピタリと好みに合うのを選んで頂ける。このメガネ、優れもので、掛けて歩くと足元がしっかり見え、視野が広く、まさに裸眼でいる感じなんです。
そして、スタジオ近所の扇町公園の桜、咲き初めに雨に打たれ花を落とし、可哀想に思っていたら、翌日から晴れ上がり暖かくなったら、忘れたように咲き誇って、大勢のお花見客に囲まれていた。
レッスンの合間に公園に行き、お団子を片手に、桜の根元に腰掛けてのんびり、ふと後ろに気配を感じ振り返ってみたら、肩先すぐに雀さんがいて、目が合って 互いにびっくり。
ピンクの花天井の下、雀の囀りに耳傾け、そよ風に吹かれていたら、日々の憂さもどこへやら。 |