フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

レッスン中にみなさんが一所懸命吹いていらっしゃるのに、
聴いていて「なんだか苦しそう」「どこか変だな」を感じた時、
ふと生まれて来た言葉たち。

音楽をより楽しむためのヒントになればと、 書き留めてみました。




vol.11

『音出し練習』

音出し練習は、楽器を暖める練習ではなく、日常のからだから楽器としてのからだに、変化させる時間。

音を出す管の部分と、共鳴箱としてのからだが、一体となったのが、フルートという楽器。

ゆったりと立ち、ゆっくり音を出しながら、骨盤底から頭のてっぺん天頂まで、まっすぐ身体の中を通る息の柱が感じられるまで、からだと対話してみよう。

オクターブを変化させても、前に倒れたりしない、ぶれない柱が立てば、後は声楽家と同じように、共鳴腔(頭蓋骨にある共鳴、拡大させるための空洞部分)に響を当てて、遊んでみよう。

ひたい(前頭洞)、ほほ(上顎洞)、両目頭、天頂、鎖骨、背中(首の付け根)に響をぶつけてみると、音域によっても鳴り方は異なり、音色も変化する。

鎖骨とほほをミックスさせてみたり、色々と試してみて、自分のパレットの音色を増やす練習をしていると、あっという間に時間が過ぎる 。



<バックナンバー>
vol11.「音出し練習」 (2016.1)
vol10.「難所は新発見の場所」 (2013.7)
vol9.「練習を練習しないで!」 (2011.1)
vol8.「音作りは、曲芸師のごとく」 (2010.4)
vol7.「耳を聴き開く」 (2010.2)
vol6.「関係性を読み解く」 (2010.1)
vol5.「フィンガリングは指先の皮膚感覚で」 (2009.12)
vol4.「生きているものは、ゆれながら進む」 (2009.10)
vol3.「音の響き合いに耳そばだてて…」 (2009.08)
vol2.「まず、リズムありき」 (2009.07)
vol1.「楽譜は音楽をフリーズドライ加工したもの」 (2009.06)



 
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