フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

レッスン中にみなさんが一所懸命吹いていらっしゃるのに、
聴いていて「なんだか苦しそう」「どこか変だな」を感じた時、
ふと生まれて来た言葉たち。

音楽をより楽しむためのヒントになればと、 書き留めてみました。




vol.7

『耳を聴き開く』

難しいパッセージになると楽譜にかじり付き
手を動かすことに専念してしまうのは、よくあること。
また、そういう箇所は何度練習してもなかなか呑み込めず、間違いがちになる。
ミスをするのでかじりつくと、悪循環に陥ったりする。

でも、その状態になっている人をよく観察していると、
目は懸命に見開いていらっしゃるが、
聴くのを忘れ、譜面を追いかけていらっしゃるように思える。

それは、目を閉じて歩いているようなもの。
そう、音世界で頼れるのは、耳のみ。

「耳を聴き開き」音の移り変わり、変化の様をしっかり聴き届ければ、
心の内に音が入ってきて、案外楽に吹けるようになる。




<バックナンバー>
vol11.「音出し練習」 (2016.1)
vol10.「難所は新発見の場所」 (2013.7)
vol9.「練習を練習しないで!」 (2011.1)
vol8.「音作りは、曲芸師のごとく」 (2010.4)
vol7.「耳を聴き開く」 (2010.2)
vol6.「関係性を読み解く」 (2010.1)
vol5.「フィンガリングは指先の皮膚感覚で」 (2009.12)
vol4.「生きているものは、ゆれながら進む」 (2009.10)
vol3.「音の響き合いに耳そばだてて…」 (2009.08)
vol2.「まず、リズムありき」 (2009.07)
vol1.「楽譜は音楽をフリーズドライ加工したもの」 (2009.06)



 
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