フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

レッスン中にみなさんが一所懸命吹いていらっしゃるのに、
聴いていて「なんだか苦しそう」「どこか変だな」を感じた時、
ふと生まれて来た言葉たち。

音楽をより楽しむためのヒントになればと、 書き留めてみました。




vol.5

『フィンガリングは指先の皮膚感覚で』

「私は不器用で手が思うように動かないんです」とおっしゃる人ほど、
脳からの命令のみで指を動かしていらっしゃる


でも、その方は指先の皮膚のセンサーがキーを押さえた瞬間を捉え、
その圧力はどれほどかなどの情報を脳に逐一伝えているのを、
キャッチすることを忘れていらっしゃるだけ
ではないだろうか…。

また、リズムが生まれるのは、指の筋肉で上げ下げを感知した時ではなく、
キーが管に触れた瞬間、離れた瞬間が
音符の長さ、リズムが定まる瞬間。
指を動かした時にリズムが定まる訳ではない。

ロボットが生卵を持ち割ることができるようになったのは、
その硬さ、掴んでいる力をセンサーが捉えられるようになったからだとか。

皮膚が教えてくれる情報に見合った力で指を動かせば無駄がなくなり、自由になれる。



<バックナンバー>
vol11.「音出し練習」 (2016.1)
vol10.「難所は新発見の場所」 (2013.7)
vol9.「練習を練習しないで!」 (2011.1)
vol8.「音作りは、曲芸師のごとく」 (2010.4)
vol7.「耳を聴き開く」 (2010.2)
vol6.「関係性を読み解く」 (2010.1)
vol5.「フィンガリングは指先の皮膚感覚で」 (2009.12)
vol4.「生きているものは、ゆれながら進む」 (2009.10)
vol3.「音の響き合いに耳そばだてて…」 (2009.08)
vol2.「まず、リズムありき」 (2009.07)
vol1.「楽譜は音楽をフリーズドライ加工したもの」 (2009.06)



 
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