フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

レッスン中にみなさんが一所懸命吹いていらっしゃるのに、
聴いていて「なんだか苦しそう」「どこか変だな」を感じた時、
ふと生まれて来た言葉たち。

音楽をより楽しむためのヒントになればと、 書き留めてみました。




vol.2

『まず、リズムありき』

作曲家は、心を言葉をリズム、拍動に乗せて伝えてくる。

音を出す前に、そのリズム、2拍子、3拍子などの
波を全身に感じてから演奏すれば、
うまく波乗りができ、音楽が私たちの心を
どこかに連れて行って楽しませてくれる。

心臓がリズム正しく打っているからこそ
私たちが生きていられるように、
音楽の奥底で脈打っているリズムの刻みが止まれば、
音楽も死んでしまう


また、からだの全細胞が同じリズムで振動していれば、
脳からの
電気信号も一瞬に身体に伝わり、
すべてが反応しやすくなるのでは…。




<バックナンバー>
vol10.「難所は新発見の場所」 (2013.7)
vol9.「練習を練習しないで!」 (2011.1)
vol8.「音作りは、曲芸師のごとく」 (2010.4)
vol7.「耳を聴き開く」 (2010.2)
vol6.「関係性を読み解く」 (2010.1)
vol5.「フィンガリングは指先の皮膚感覚で」 (2009.12)
vol4.「生きているものは、ゆれながら進む」 (2009.10)
vol3.「音の響き合いに耳そばだてて…」 (2009.08)
vol2.「まず、リズムありき」 (2009.07)
vol1.「楽譜は音楽をフリーズドライ加工したもの」 (2009.06)




 
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