フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

演奏会には出てると言われる“水ぶー”(学生時代のあだ名)らしさを、このホームページでも…。
普段着姿の気まぐれ日記です。


 

2017年 9月20日
『初めて…』

9月は、高校の同窓会、三田市の風のミュージアムでの「風のJAZZ」、三木市での「追悼野村はるみ日本画展」とイベント予定が入って、おお忙しと思っていたら、台風直撃で、ジャズは中止になってしまう。

新宮晋さんの動く彫刻を見ながら、芝生の上で風に吹かれつつ、スイングするの楽しみにしていたのに残念。

同窓会は、大阪今宮高校の21期なんですが、落第もクラスに1人は出るぐらい勉強に厳しく、暗い青春だった。中学生で相愛子供教室でオーケストラの楽しさを知り、高校時代は朝日ジュニアオーケストラに入っていたので、学校のブラスバンドのお誘い断ったりして、質実剛健の校風とも合わず、授業終われば直ぐ帰ってた。でも、60の声を聞く頃から同窓会が催され、再会から演奏会に来て下さる方々もでき、楽しくなる。

今回も、元軽音楽部の方々が、リーダーの小島常男さんのオリジナル曲を、歌われた。お仕事の傍らに出されたCDも頂くが、良い曲揃いなんです。即興演奏ができない者には、羨ましい才能です。

そして、初めての地、三木市に、台風一過の青空が広がる日に行く。阪急電車の「新開地」まで行き、神戸電鉄に乗り換え、そこから50分ほど。初めて乗る電車の車窓からは、山肌にへばりつくように家が林立、耳にしてた「鈴蘭台」とは、こんなところだったのかと驚く。小さなトンネルいくつか越え、遠くに山並の見える広い風景に変化する頃には、いつの間にか単線になっていた。

三木城跡にある堀光美術館に入り驚いたのは、日展や、画廊で何度か目にしていた野村はるみ先生の作品が、違った印象で迫ってきた事。不思議だった。配置、空間も大切なんだと教えられる。そして、亡くなる前に全てを決めてらしたとお聞きし、客観的にご自分のお仕事を見ることも出来てらしたのかと驚く。はらはらどきどきの小さな旅は、色々な驚きと発見を招いてくれた。


 

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