フルーティスト 水越典子 ウェブサイト


レッスンのひらめき

演奏会には出てると言われる“水ぶー”(学生時代のあだ名)らしさを、このホームページでも…。
普段着姿の気まぐれ日記です。


 

2019年 2月28日
『改造中』

例年のごとく垂水神社の「節分祭」に行き、明日からもう立春と思っていたのに、あれよあれよの間に2月も終わる。

今、筋力の衰えた身体の姿勢を改造中なんですが、ボディ・マッピングの長井先生から、「アナトミートレイン」筋肉連鎖群のイラストを教えて頂き、感覚が少し変わってくる。

その図を見ていると、いくつもの骨というパーツを、筋肉というゴムバンドで前後左右のバランスを取りながら動かしているメカニズムが分かって、もの凄く面白い!!

全てが関連しながら動いている。立つことは、凄いことと思えてくる。その上で、楽器を操ってるのですから、足元、姿勢の大切さが分かってくる。

だから、スタジオも改造中。大阪の一等地、梅田の外れにある小さな古いビルの最上階、3階建の上に屋根勾配のまま増築された部屋、お部屋代はお安い利点があるものの、わずかな勾配が少し気になりだし、友人の建築家 青砥聖逸氏に相談する。『一級建築士に、こんな仕事難しいなあ〜(笑)』と言いつつ、考えて下さり、工務店、左官屋さんを手配して下さって、部屋の真ん中に、水平の土間が出来上がる。

カーペット等を剥がし床面を出し、モルタルを流したのだが、どうして微妙で複雑な傾斜面に水平を出すのかと思ってたら、小さな宇宙船のようなレーザー水平器が登場する。部屋にぐるりとグリーンの光線が走り、そこから下に距離をとって目印、ははぁ〜んと納得。

モルタル表面にぷツぷツと小さな花が咲くように水が上ってくるのを見ながら、『僕ら水商売ですから…』とおっしゃる左官職人の間島さんに、モルタルと水分と作業工程の関係などを教えて頂く。

沈殿が底に到達すると、床のぼこぼこ模様が表れたり、見守っていたらとても面白かった。小さな面積でもモルタルが乾いてこそで、一日費やして頂き美しく仕上がった土間で、6日後に音を出すと、生徒さんも驚くほど良く響くようになっていて、思わぬ効果にびっくりする。


 

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