2018年 10月20日
『生みの苦しみ』
8月に録音してたCD、なんとか発売予定日の11月3日に、間に合う目処が立つ。
CD1枚作るにも、曲順等の編集の問題、ジャケット、ブックレットのデザイン、曲目解説と決めていかなければならない事が、山ほどある。
曲順も、当初考えていた編集上がりを聴いてみると、変化がないので、がらりと順番を変えてみる。
編集されたCDを、小泉楽器、村松楽器と場所を変えてみると、上等なのと、ごく一般的な再生機材では、聴こえ方に変化があって驚く。録音して下さった瀬口晃平さん、『そこが難しいところなんです。』と。
ジャケットの色にしても、データをスマホに送って頂いていたから、色刷りが出来上がってみたら、印象が違った。これも、私の老朽化している機種ではやんわりとなってたよう。
一番苦労したのが、曲目解説。決まった文字数の中で、慣れぬ文章書きを16曲。11月3 日の肝心の演奏会の練習もしなくてはいけないし、マンサーナの龍淵さんからは、校正をと、データはどんどん流れて来るし、本当に怒涛の毎日。
一枚目の折りに、ジャケットの絵を贈っ下さった北野治男さんが、7月にお亡くなりになり、このCDを捧げたくて、どうしても同じ日本画で飾りたかった。色々苦労して頂きしたが、なんとか思うような形になりました。
武満の「エア」をメインに、ジョリヴェのアルトフルートの「アッセーズ」、変わったところで、ロレンツォ「神話の組曲」 、フーヴァー「ココペリ」、エチュードからも、ケーラーのロマンティク、アンデルセンの作品21、ピアソラのタンゴ・エチュードも、フルート1本たずさえ世界を巡る、無伴奏小品集、よろしくお願いします。 |