2015年 5月22日
『再び石山寺』
前回石山寺を訪れた時は、あまり時間がなく、花菖蒲が咲くお庭を拝見できなかったので、しっかり予定を組んで再訪する。
「無憂園」と名付けられたお庭に行く道からは、高々と茂る木々の間から本堂が浮かんで見えた。
また、西国三十三観音の表示に引かれ山に入って行くと、小さな観音様が木々の間にひっそりと佇んでらして、林の中の密やかな世界の広がりに触れ、驚く。奈良の時代から、観音の霊地とされていたという、この地の奥深さを知る。
お庭に行くと、池や滝の周りに黄、青の菖蒲、赤い五月が、咲き乱れていた。
その先に「八大龍王社」があるというので行くと、観光客の賑わいから一変、鬱蒼と茂る木々と苔むした地面、ひんやりした空気に包まれ、物音すら聞こえて来なくなる。
なんという広がりなんだろう。
また夏休みにでも、生徒さん達と一緒に来ようと思う。名前を知っているのと、体感で知っているのとの違いを、知ってほしいから。
でも、付き合ってくれるかしら…?
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